平成20年12月から新潟県立がんセンターの有志が中心となり、がん患者の在宅療養に関わっている方々に声をかけ、病院と地域が「顔のみえる関係」を構築し、在宅緩和ケアについて得意分野を活かしながら、ともに学びあおうと始めた会です。発足当時は「在宅緩和ケア病診連携勉強会」という名前でしたが、2010年からは新潟市民病院と合同で行うことになり「緩和ケアリンクにいがた」と改称しました。日頃、顔を合わせることの少ない多職種が出会い、職種の壁を越えて気軽に話し合える場所にしたいと考えています。

「緩和ケアリンクにいがた」の活動は、事業名「がん在宅緩和ケア多職種連携の推進」として、新潟市在宅医療ネットワーク推進事業の平成23年度のモデル事業のひとつに選ばれました。

新潟市内の在宅緩和ケアの実態の把握を目的として、新潟市内の訪問看護ステーション35ヶ所、地域包括支援センター27カ所、居宅介護支援事業所231カ所を対象としてアンケートを実施しました。

定例会(定期的な勉強会)の開催

2カ月に1回、第1または第2金曜日の19時開始。県立がんセンター講堂と市民病院講堂の交互開催。テーマは在宅緩和ケアに関するもので、在宅緩和ケアに関わる方なら、職種を問わずどなたでも無料で参加可能です。型式は、多職種スタッフによる小講義・話題提供と質疑応答、テーマを決めたグループワークなどです。

メーリングリストを用いた情報提供・意見交換

メーリングリストを用いて定例会、その他の在宅医療に関わる研修会・講演会の開催案内をします。在宅緩和ケアに関わっていく上で困っていること、悩んでいることを相談できるようにします。メーリングリストでの意見交換を通じて、病院と地域、医療と介護福祉の連携を深めていきます。

ホームページ作成

定例会開催の案内や定例会終了後の報告をします。小講義・話題提供で使用した資料やスライド原稿などは話題提供者の許可があれば、参加できなかった方も閲覧できるようにホームページに載せていきたいと思います。

今後、新潟市内で在宅緩和ケアに対応可能な診療所・訪問看護ステーション・居宅介護支援事業所の紹介や、患者さんや家族からの問い合わせへの対応をしていきたいと考えています。

 

その他、在宅緩和ケアに関わる医療介護従事者への支援

日頃のケアに役立ちそうな下記のような資料の提供を適宜行っていきます。

痛みの強さの評価スケール:
 数値的評価スケール(numerical rating scale; NRS)

 フェイススケール(face scale; FS)

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在宅緩和ケアについて不明な点などございましたら、問合せフォームよりお気軽にご相談ください(電話による問い合わせについては準備中です)。
皆さまからの問合せをお待ちしております。

受付時間
10:00~17:00(土日祝日は除く)
よくあるご質問
  • 退院して在宅療養するように勧められたけれど不安だらけで…。
  • もう治療がないから在宅かホスピスかどっちにしますかと言われたけれどよくわからなくて…
  • がん末期の父親が自宅に帰りたいというのですが、家族で看れるでしょうか?
  • 認知症の母親が、乳がんの末期と診断されました。本人が落ち着いて過ごせるように自宅で看たいと思うけれど大丈夫でしょうか?

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「緩和ケアリンクにいがた」は、新潟市内でがん患者さんの在宅療養に関わる、病院と地域の医療・介護福祉関係者有志のグループです。このサイトでは、これまでの定例会の報告と今後の定例会の案内に加えて、がん末期で在宅療養を考えておられる患者さんやご家族向けに、新潟市内における在宅緩和ケアに関する情報を紹介していきます。